かぶせ物について

被せ物の治療

神経を取った歯や大きく資質が失われた歯は、被せ物で覆う必要があります。そうしないと、欠けたり折れたりしてしまうからです。被せ物にはいくつか種類があります。

〈白い被せ物〉

01. オールセラミックス
(自費治療:約100,000円)

すべてがセラミック(陶材)でできていて金属を使わない。表面、側面、裏側ともにすべて白い。

利 点 セラミックなので色変わりがなく、いつまでも美しい色とつやを保つ。金属を使わないため、影ができず自然。微妙な色調が表現できるので、本当の歯とほとんど変わらない歯が再現できる。
欠 点 歯を削る量がほかのものに比べて少し多い。

02. ポーセレンクラウン
(自費治療:約100,000円)

金属の枠に白いセラミック(陶材)が盛ってあるかぶせもの。表面と側面は白く、裏側は金属のことが多い。

利 点 セラミックなので色変わりがせずいつまでも美しい色とつやをと持つ。
欠 点 内側に金属を使っているので、透明感がなく、歯ぐきが黒っぽく見えてしまう。

03. ハイブリッド前装冠
(自費治療:約60,000円)

金属の枠に白いレジン(プラスティック)と陶器のあわさったハイブリッドレジンがもってある。表面と側面は白く、裏側は金属。

利 点 プラスティックと陶器のハイブリッド素材でできているので、プラスティックよりも色持ちがよい。保険のものよりも適合がよい金属を使用できる。
欠 点 経年的に変色し、艶が失われる。内側に金属を使っているので、透明感がなく、歯ぐきが黒っぽく見えてしまう。

04. 硬質レジン前装冠
(部位により保険治療可能:5,000円程度)

金属の枠に白いレジン(プラスティック)が盛ってある。表面と側面は白く、裏側は金属。

利 点 前歯には健康保険が適応される。
欠 点 プラスティックは色が変わりやすく、2、3年で変色してくる。内側に金属を使っているので、透明感がなく、歯ぐきが黒っぽく見えてしまう。

05. CAD/CAM冠
(部位、種類により保険治療が可能)

〈金属の被せ物〉

01. ゴールド冠
(自費治療:約70,000円)

02. 金銀パラジウム冠
(保険治療:約4,000円)