雨宮歯科医院では患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。 歯科の治療は楽しいことは少なく、辛いご経験が多いと思います。 まずはお痛みや不都合があっていらっしゃることがほとんどです。 治療は、なにが原因でどうしたら治るのか、 どこまで回復できるのか、 必要な検査をして診断することから始まります。
そしてよりよい治療にはお互いの信頼関係が不可欠。 仮の歯や詰め物で過ごさないといけなかったり、 ご不自由をおかけすることもあるかもしれませんが、 その中で共にゴールを目指すことでよりよい治療が成り立ちます。
一方通行ではない関係こそが、良い治療を可能にすると思っています。 そして治療の終わりは決してゴールではありません。 新しいスタートです。 また元の状態に戻ってしまわないように、 良くなった状態を維持できるように、 メンテナンスしていくスタートだと考えています。
歯科医院は歯の治療をする場所です。でも、わたしはそれだけではないと思っています。 口の中の問題は、生活習慣の結果として生じることがほとんど。 出来たむし歯や抜けた歯を治したりするだけでは、 口の中の健康は保てないと考えています。 むし歯ができたのには理由があるはずです。 歯茎が腫れているのにも理由があります。 歯を抜かないといけなくなったのはなぜでしょうか。
歯の治療は、多くが「代替治療」です。 元に戻るわけではありません。 だから、ただ治すだけでは、また同じことを繰り返してしまいます。 当たり前と思っている生活のリズムの中に、なにかよくない癖のようなものがないでしょうか。 口の中の疾患は生活習慣が原因なことがほとんどです。
起きてから眠るまで。そして眠っている間。 口の中にトラブルが起きた時の対処の仕方。 忙しくなると、ついついみがき残してしまう場所。 頑張りすぎると歯をくい縛ってしまう人。 甘いのものや甘い飲み物を頻繁にとってしまう人。 問題は人それぞれです。 それを読み解きながら、一緒にその「癖」に気づいて、 修正しながら治療をしていきます。
歯と口は体の健康の入り口。 じっくりと時間をかけて向き合ってください。 私は治療をする立場ですが、一緒にマラソンを並走するような存在でいたい。 そして歯医者さんが嫌々行くところではなく、 自分をリセットしに行く場所の一つとして 気持ちもリセットできるような楽しみも持っていいただけるように、と思っています。
胃が荒れると、唇の端が切れたりしませんか。 唇から口腔内、食道、胃、腸、肛門まで実は一枚ものの粘膜です。 だから胃腸が悪いと口腔内や唇が荒れます。 それは昔から経験として知られていたことですが、 現在では、もっと科学的にいろいろなことがわかってきています。
歯周病は
など、これまでには関係があると思われていなかった 全身の病気と密接に関わっていることがわかっています。 歯周病になると歯を失うだけでなく、 歯周病の原因となる細菌、歯周病になると分泌される 炎症物質がそれぞれの病気を引き起こしたり、 重症化させていることがわかってきました。 口だけではおさまらない、口から始まる健康のこともお伝えしながら治療を行なっています。